ピルを飲む前に知っておきたいことをまとめてみよう!

ピルは女性にとって役立つ薬であることはだいぶ知られてきた近年ですが、まだ不安なことや知らないことが多いように思われます。副作用で「うつ」になるや「血栓」が出来るなど…本当なのでしょうか。不安要素を解明していきましょう。

*

低用量ピルの服用で改善されたり予防になったりする女性特有の病気

      2016/10/19

低用量ピルとは女性ホルモンを利用した妊娠を避ける薬になります。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類が含まれており、服用することで脳下垂体に働きかけることによって卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑えます。排卵を制御することによって子宮内膜の変化を促して受精卵を着床しにくくし、子宮頸管の粘液のを変化させて精子を子宮に入りにくくするという仕組みになっています。日本の妊娠を避ける方法の中で確率や安全性の高い方法です。

改善や予防になる病気

また、妊娠だけではなく服用することで女性特有の病気を改善・予防の効果もあります。

子宮関連

子宮の筋肉の細胞が異常に繁殖して出来る良性の腫瘍である子宮筋腫は、命に関わる病気ではありませんが人によっては月経血の量が増えるため貧血を起こしたり、悪化すると子宮自体を手術で取らなければならないケースもあります。

低用量ピルを飲むことで、月経血の量が少なくなるため、生理の時の痛みや貧血を軽減することにもつながります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症にも効果が得られます。

女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまうと骨の内部がもろくなってしまい、骨折しやすくなります。これを骨粗しょう症と言いますが、エストロゲンには骨を作る細胞を増やして骨の材料になるカルシウムを骨に定着させるホルモンやビタミンDを合成を促進させる役割があるため、ホルモンを摂取することになる低用量ピルを飲むことで病気を予防することにもなります。

貧血

月経血の量が多くて悩んでいる女性も多いですが、月経血の量を減少させる効果もあるため結果的に鉄欠乏性貧血を改善が出来ます。
常に貧血と生理過多の場合には子宮筋腫や子宮内膜症の疑いもあるため注意が必要です。

脳動脈瘤

脳動脈瘤は脳の血管壁が弱ることで血管の膨張を引き起こす病気です。血管壁が破れてしまうと命に関わる脳出血を起こしてしまいます。
それを予防する効果もあるとされています。

卵巣がんのリスクを減らす効果

他にも、良性乳房疾患や子宮体がん、卵巣がんなどの発症リスクを低下させることも期待が出来ます。

また、ピルに含まれるホルモンがニキビの原因となる男性ホルモンの働きを抑えるため、ニキビを改善しるなどの美肌効果もあります。

女性の意思で望まない妊娠を防ぐことの出来る薬ですが、全く副作用がないというわけではないためそこはしっかり理解してから服用することが大切です。特に喫煙をしている人は要注意で、喫煙によって血液粘度が上がることで血栓症や高血圧になる可能性も考えられます。