ピルを飲む前に知っておきたいことをまとめてみよう!

ピルは女性にとって役立つ薬であることはだいぶ知られてきた近年ですが、まだ不安なことや知らないことが多いように思われます。副作用で「うつ」になるや「血栓」が出来るなど…本当なのでしょうか。不安要素を解明していきましょう。

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避妊をする前に生理・妊娠までの過程を知っておく

      2016/09/09

妊娠を望まない場合は、性行為の際にきちんと対応策を取る必要があります。
そのためにはまず、女性の体内で起こっている変化と妊娠成立までの過程を知っておくことが大切になってきます。女性だけでなく男性側もしっかり理解しておくことが重要です。

排卵までの過程

正常なホルモン状態の女性であれば、だいたいひと月に1回、約28日周期で生理がやってきます。
生理開始日を1日目とカウントし、排卵までの約14日間は低温期と呼ばれ体温は低くなります。この期間は、体が次の排卵に向けて準備を進めている時期になります。

卵巣内で卵胞が大きくなりはじめ、子宮内膜は少しずつ厚みを増していきます。そして、だいたい14日目前後の時期に卵巣から1個卵子が飛び出し、これを排卵といいます。卵子は卵管へ吸い込まれ、そこから子宮へ向かってゆっくりと移動をしていきます。

周期14日目以降は高温期と呼ばれ基礎体温が高くなります。子宮内膜は卵を迎える準備を整えさらに厚くなっていきます。

受精・妊娠までの過程

性行為を行うと体内に放出された精子は膣から子宮へと、卵管へ向かってさらに進んでいきます。そしてタイミングよく卵管内で卵子と出会うことができれば受精します。

受精卵となり、徐々に細胞分裂を繰り返し成長しながらさらに卵管を進んでいきます。だいたい受精から1週間前後、生理周期21日目頃には子宮に到達し子宮壁にくっつきます。これを着床とよび、この時点で妊娠が成立することになります。

成立しなかった場合、生理周期28日目頃にいらなくなった子宮内膜が子宮壁から剥がれ落ち、体外へと排出されます。

精子・卵子には受精までの寿命がある

卵子と精子が卵管の中で出会うにあたって重要となってくるのが、精子と卵子にはそれぞれ受精可能期間があるということです。

精子の寿命はだいたい3日から1週間、卵子の寿命は排卵後24時間と言われています。

つまり妊娠を望む場合は、生理周期12日目~15日目のだいたい3日間ぐらいに性行為を行うことで受精の可能性が高くなります。逆に望まない場合はこの期間を外して性行為を行えばよいということになるのですが、この方法は絶対とは言い切れません。女性の体はデリケートなものですので、ちょっとしたことで大きく周期が乱れることがあります。

いつも規則正しいからといって油断すると、その月に限って排卵が早まったり遅くなったりしてずらしたつもりのタイミングがぴったり合ってしまうことは大いにありうるのです。妊娠を望まない場合、基礎体温をしっかり測って毎月の周期を正確に把握すること、また他の方法も併用して性行為を行うようにしましょう。